夜の柳ケ瀬界隈を徘徊する
一度来てみたかった柳ケ瀬、 美川憲一の『柳ケ瀬ブルース』で有名になった夜の街である。 | |
しかし現在は見る影もない。 | |
今歩いているアーケードのある場所は、 商業施設のみで飲み屋は国境を越えた方のみにあったそうだ。 | |
しかし、跡取りもいない店舗は 水商売に貸し出したり、売ってしまったそうである。 | |
今回は下見ということであまり下調べなく来てしまったので、 ひたすら歩きまわっている感じである。 | |
昭和の時代の歌謡曲には日本各地の盛り場を タイトルに入れた歌が多かった。 | |
当時はご当地ソングとして、 地元でもかなり受け入れられていたように思う。 | |
柳ケ瀬が舞台では『柳ケ瀬ブルース』『夜の柳ケ瀬』 が思い浮かぶ。 | |
年配の方なら歌の舞台になった土地へ行って、 寂れたスナックの疲れたおねぇさんを相手に、 酒を飲んだことがあるのではないだろうか。 | |
柳ケ瀬の商店街も再開発が進み、大規模マンションを 有する名古屋のベットタウンになっていくのだろう。 | |
夜、シャッターが下り人気のない商店街を歩いていると、 様々な思いが頭をよぎる。 | |
行政と地元の商店主は何とか盛り上げ、 昔の活気を取り戻そうとするのであろう。 | |
しかし時の流れは残酷にも今までの商店街の活気を奪い、 新たな町へと変貌していくのだろう。 | |
昔の活気を取り戻すべく様々な努力をしているのは 感じられるが、時の流れに立ち向かうより、 それを受け入れるしかないのだろう。 | |
現在は岐阜と名古屋は近くなりすぎたのである。 | |
ショッピングや遊びに出るなら名古屋まで出てしまう。 | |
それは多くの大都市に近い飲み屋街の抱えれ問題である。 | |
そして残るは昭和ティストの残るスナックと、 地元を離れることのできないキャバ嬢、 そしてアジア系外国人の女性たち。 | |
いずれ柳ケ瀬は再訪してしっかり動画を取りたいと思う。 | |
今度再訪するときにはさらに寂れ、 高層マンションの建設が進んでいるかもしれない。 | |
産業構造の変化、 繊維産業が中国やそのほかのアジア諸国に奪われ 駅前は更に寂しさを感じる。 | |
主とする産業が衰退すればその町は活気を失う。 | |
それはどこでも同じである。 | |
客待ちのタクシー、暇そうなキャバクラの客引き。 衰退した夜の街で見る普通の情景。 | |
空地、 空きテナント。 | |
御浪町発展街。 全く発展しているようには見えない。 | |
少ない予算で飾り付けているのであろう。 哀愁を誘う。 | |
かってはこの辺りも賑わっていたことであろう。 | |
灯は消えているが多くの飲食店があるような感じだ。 | |
スナック等が入っているビルのようである。 しかし看板が一つも出ていない。 | |
御浪町発展街。 発展していく事はないのに名前だけは…… | |
しかしよく見ると立派なアーケードである。 大雨でも濡れることはないだろう。 | |
目の前に輝く派手なネオン、 そこの下がかっての柳ケ瀬の夜の街だったようだ。 | |
そしてこの道路が国境 |